8月27日(日)午前と午後の2部に分けて、講座を実施しました。
縄文時代早期には赤色漆を塗った繊維が出土しており、金沢市米泉遺跡では、漆を濾(こ)す時に使った編布も出土しています。現在知られる染め物の最も古い例は弥生時代のもので、茜や貝紫で染めた絹の布片が見つかっています。このような古い歴史に思いをはせながら、皆さんは取り組んでいたようです。
講座では最初に絞りを行いました。絞った場所が白く残って模様となります。皆さんは割り箸や石を使って輪ゴムで縛り、仕上がりの模様を予測しながら工夫を凝らしていました。
次に藍の葉を摘みとり、細かく刻んで水の中で揉み、生葉から染液を絞り出しました。その液に作品を15分程度浸して、最後に水洗いをして干しました。
緑色の染液に浸した布が最後の水洗いで青く変化していく様は、圧巻です。あちこちで驚きの歓声が上がっていました、
午前・午後で総計14組24名の方が体験し、1日中盛り上がりました。