令和4年6月19日(日)に講座『弥生土器づくり』を行いました。初めに縄文土器と弥生土器の違いや、器形の変遷などを説明した後、県内出土の4種類の弥生土器の中から一つを選んで作りはじめます。縄文土器と同じく粘土ひもの輪積みにより形を作っていきますが、弥生土器の特徴である、底部から大きくふくらませた土器が粘土の重みで崩れてきてしまい、直すのに苦労しておられる方もいましたが、午後にはみなさん立派な弥生土器を形作られていました。その後、櫛描文などを描いて完成です。「むずかしかったけれど楽しかった」、「うまくできなかったのでリベンジしたい」、近くに並べてあった縄文土器を見られて、「縄文土器も作ってみたい」との声も聞かれました。
製作した土器は乾燥ののち、7月中ごろに天気の良い日を選んで野焼きします。弥生土器は、わらと粘土で全体を覆う、覆い焼きという方法で焼き上げる予定です。