3/14(日)に「鉄器づくり」の体験を行いました。ガイダンスでは、鉄の歴史や鉄器の種類について学びました。鉄器の特徴として欠けたり壊れたりしても溶かしてリサイクルできるということや、製作の方法としての鋳造と鍛造の違い、小松市の八日市地方遺跡で出土した「柄付き鉄製鉇(えつきてつせいやりがんな)」について、説明を受けました。
古代住居に移動して鍛造の体験を行いました。五寸釘を熱してたたく鍛造では、はじめは「思うような形にならない!」「難しい!」という声が多かったですが、だんだん形が変わってくると「いいかんじになってきた!」「もうちょっとここをまっすぐにしたい!」など工夫しながら刃の部分を完成させていました。その後、工房で砥石で研ぎ、柄をひもで巻いて仕上げました。試し切りをして、自分で作った鉄器の切れ味に驚く姿もありました。「鋳造の体験をしたので、鍛造の体験もしたくて。」と参加してくださる方もいました。「鍛造を自分でしてみて、古代の人の大変さがわかった。」「鍛造をしたり研いだりするのが楽しかった。」と、みなさん笑顔で体験を終えられていました。
体験者のみなさん、ありがとうございました。