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津幡町加茂遺跡から出土した平安時代のお触れ書きです。
現存長は、縦23.7cm、横61.3cm。上下の割れた部分を復元すると、およそ1尺×2尺となり、古代の紙と同じ大きさになります。
ヒノキの横板を用いており、文字27行、360字が書かれていたと考えられます。
牓示札は、律令政府が人々に出した命令に、加賀国と加賀郡がそれぞれ文書を付け、加賀郡が郡内の村の有力者に宛てて出した命令書です。
内容から当時の人々の暮らしや勧農政策、命令伝達の方法、文書行政の実態などを知ることができる第一級の資料です。
平成22年6月29日、加賀郡牓示札が重要文化財に指定されました。
平成27年3月、加茂遺跡が国指定史跡となりました。