JR小松駅東側一帯(約15万㎡)にひろがる弥生時代中期の大規模な環濠集落(濠で取り囲まれた集落)です。
3ヶ年にわたる発掘調査の最終年度となる今回は、遺跡のなかを東西方向に流れる弥生時代中期の川と、環濠集落の下層で見つかった縄文時代の集落を調査しました。
川からは、貝塚、貯蔵穴、木組み施設などが発見され、多数の土器、管玉・勾玉状の装飾品とその生産関連資料、木製品や編物、骨角器や獣骨などが見つかりました。
縄文時代の集落では、多数の小穴と共に、縄文時代後期の土器が見つかり、遺跡の始まりが、縄文時代後期に遡ることが明らかとなりました。
遺跡名 | 八日市地方遺跡 (ようかいちじかたいせき) |
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時代 | 縄文、弥生 |